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ああ・・過ぎゆく日々の戯れ言よ・・・
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暑いッス。家んなかで一日中だらけています。んでもってSRW今頃してます。
このSRW(すーぱーろぼっと大戦)と言うゲーム、すんごい長い!
1話でも長い!!そんでもってリセットしてコンティニューするからさらに長い!
そう…それはお金!古い箱の中からポケットステーション引っ張り出して資金稼ぎし
幸運で必ず資金が倍化しないと気が済まない私!!セコイんです。
…リアルでも。
そんでもって、シャアの(アムロにはやはり白いMSうんぬんかんうん…)でゲハゲハ言って楽しんでおりました。そんな事より溜まりまくった続きを書こうよ!

とりあえずこっちからお片付け。

最下層   3Again

(? おかしいな?)

このフロアに辿り着くと今までにない感じがした。
…そう、あのおぞましい獣たちの咆哮が聞こえないのだ。
静かな静寂に包まれた迷宮を突き進む…一体何があるというのだ?
だが、自分の緊張とは裏腹にそこの部屋の意味を知った。
見覚えのあるその姿…

(君は…)

今の自分には驚いた表情でしか語れない。
言葉を失ってしまった自分がとてももどかしかった。
私にこの塔の入り口で銃を寄こしたあの天使がいた。
あの、羽根はなかったけれど。確かにあの天使だった。
胸から背中までを大きな鉄の柱で貫かれて。
丁度浮かび上がったところを鉄の柱で壁に張り付けされたように。
彼の足元にはおびただしい血痕
何かを着ていたのだろうが彼の服はボロボロになっていて
むき出しになっている腹からは止め処なく血が溢れだしている。

「驚いたか?ああ、血は平気なんだ。いくら出ても死にはしないんだ」

羽根を失った天使は皮肉気に嗤って続ける

「さぁ…行けよ 彼女が待ってる。アンタをずっと、ずっと、ずっとね。」

頭が痛い。何かが…何かが…頭を突き破りそうな勢いでもたげようとしている

「早く、この下へ。そして間違えるなよ?彼女を…」

(私は彼を知っている?それはここじゃない何処かで…)

「彼女をその銃で撃つんだ。彼女を癒せるのは貴方だけなのだから」

彼が指し示すエレベーターへのろのろと足を進めた。
見上げれば彼は無数のコードに繋がれており、
それはこの地下へと続いているようだった。
地下は闇に包まれており、足を一歩踏み出すと細やかな光が無数に光った。
何故だが無性に懐かしい。
そう…これは、 宇宙。

「大佐…ああ、大佐…」

呼び慣れた呼称…
そう、人は必ず偽りの名で私を呼ぶのだ。

「ああ…お会いしたかったわ」

そして、都合が悪くなると必ず本名を引っ張り出して私を縛る。

「お会いしたかった シャア大佐」

そう、私はシャア・アズナブル クワトロ・バジーナ エドワウ・マス
そして、キャスバル・レム・ダイクン。

そう、そう、スウィートウォーターを占拠し、連邦に戦線布告をし、
ラサにフィフスルナを落として、アクシズも落とそうと躍起になった。
核で地球を汚染し、人々が寄りつかないようにと最善を尽くした。

ああ…ああ…アムロだ。
私の邪魔をしたアムロだ。
鉄片に貫かれていたのは、アムロ・レイ。
そう、そうだ。あの、身体にまとわりついた物はパイロットスーツ。
奴の精神がサイコフレームで倍増されて共振して…そして。

私たちは溶け合った筈なのに。
蟠りを捨て、何もかもを溶け合わせて、肉体を超えて溶け合えた筈なのに。
なぜ、彼と私は分かれてしまっているのだろう?

それから頭の中を無数の意識が取り憑いた。
焼かれて死んでいく無数の怨嗟の声 悲しみと絶望 嘆き 苦しみ 怨み
それらが心を蝕んでいき、罪の重さに呻きを洩らした。
そして、ここは何処なのだろう?と半ば狂った意識で見渡した。
ここは宇宙のような空間だが、この上は血で染まった歪んだ世界。
そして、そこで会った彼らを思い出し苦く苦く歯を食いしばった。

クェス…私はお前をすっかり忘れていた。
ナナイ、君もか。まだ、生きているとばかり思っていた。
ギュネイ…お前は私の罪だ。

かちゃりと銃を拾い上げる。
目の前には懐かしいかつての恋人
神聖であり、肉の匂いがした聖母。いつも私を包んでくれた母のような存在。

『ララァ 君に会えて私は嬉しい』

額に銃を押し当てる
額から涙が流れて彼女がぼやけた
ララァは無数のコードに繋がれて身体の半分が壁の中へと溶けていた。
そして私に微笑みかける。

『アムロ…今度こそ君と…』

引き金を引くとものすごい衝撃が顔面を襲い、
焼け付くような匂いと収まらない痙攣を感じた後にはただ闇の中に沈んだ。



***


『あ~あ。やっとここに辿り着いたのに、コレかよ』

アムロのため息混じりの言葉にララァはコロコロと笑った。
いま、二人は別々の所へ繋がれているが
交わった心の回線で意識の一部を共有することが出来るのだ。

「でもアムロ、私幸せよ?生身の彼を見るだけでも幸せなの。」

アムロから
“俺もヤキが回ったよな、奴の顔見て嬉しいなんて”
という感情が伝わってきた。フフ、アムロったらいっつも素直じゃ無いんだから

やがて目の前に転がる血だらけの肉片に異形の人々が現れて彼を貪りだした。
怨みを込めてシャアに殺された人々が彼を囓る。
それをじっと眺めてララァはアムロに話しかけた。

「次はいつ来てくれるかしらね?」
『次はそんなにかからないと思うよ?』
「ああ、早く逢いたいわ」
『次こそ、失敗しないで欲しいもんだよ』

シャアの肉片を啜っていた者達はやがて骨や臓腑を抱えて上へ上へと登り出す。
いったいいつになったらこの永遠は終わるのだろう。

『彼らが、また、シャアを甦らせにいくんだね』
「ええ。終わりのない苦しみがまたくり返されるのね」

ため息を感じたアムロが私を励ますようにそっと、私の心を包んでくれる。

『何にでも終わりはあるものだよ。この、銃のようにね』

目の前に転がっていた銃はかき消えて、また地上に戻っていった。
2つの救いの球が込められて。

私と、アムロの分の救い

不公平なそれは、またアムロの手によって彼の元へ届くのだろう。


*************************

はい。つまりここは地獄でしたー!という結末。
救いが無くてごめんなさい。
次でアムロさん視点を一発書いちゃってこの鬱っぽい奴を終わりにいたたしま~す。 
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熱い萌は早く打て!ということで。
まだ見てない方は前の2つをご覧あれ。(*ちとぐろめ)


地上   三回目の生?



悲鳴! 恐怖! 死! 死んだ?
罪?  なんだ、この罪の記憶は?

変な感じがする。
一度死んでしまったような感じがする。
ビクビクと痙攣が止まらない眼球を押さえ込みながら回りを見る。息をする。
そこは鉄臭い空気に何処までも真っ赤な空の、初めの世界。
朽ちていくだけの建物の群れ、その先にそびえ立つ奇妙な形の塔だった。
そして私は歩き出す
潰されてしまいそうな罪の意識に。
何かに急かされるような心のざわめきのままに。
町にたむろする異形に変化していく人間達は
何故だか私に気付かぬまま虚空を見つめて独り言を呟いた。

「あああ、私は、私は、何てことをしてしまったんだ!」
「苦しくていっそ死んでしまいたいよ。私には生きていく資格など無いのだ」
「あれはアイツの命令だったんだ!こんなことなら手伝うんじゃなかった」

ひどく苦しかった。
何故、私は生きているのだろう?
何故、私は塔へ向かうのだろう?

『ーーー、苦しいんだ、私を殺してくれ、ーーー。』

縋りたい者の名前は一向に思い出せなかった。
鈍い死の記憶の間際に思い出したと思っていたのに。
どろりとした闇に記憶は飲み込まれてしまったのだろうか?
額がぴりりと痛んでそこへ手を伸ばすと傷があった。

(額についている傷。どうして、額に、傷がついているのだろう?)

いつのまにか町の外れまで来ていた。
何処までも広がる砂漠の中には忌まわしいあの塔が。
そしてその前には、赤茶けた髪をした片方しか翼のない天使
透けている身体。幻のような彼。

「早く、最下層へ。彼女が待っている」

天使はそれだけを言うと、大きな銃を私に放って地下へと促した。
(こうしろと道を促すのは、彼だけだな…)
そして私は塔へと潜っていくのだ。
まるで、当たり前の事のように。


B3Fに男がいた。
若い男だ。
黒い瞳に黒い髪、
つり目の三白眼ぎみな男は 化け物の首を絞めながら何かを叫んでいた。

「お前なんか、この俺の敵じゃないって教えてやる!」
「俺は、ギュネイ・ガスだ!お前も大佐も敵じゃないんだーッ!」

そして化け物をくびり殺すと、私を見て狂ったように笑って叫んだ

「来たな?プレッシャー」

おぞましい笑いで私に飛びかかり上にのし掛かって首を絞めていた。
ブツブツと何かをくり返し罵りながらがむしゃらに首を絞めてくる。

「大佐だろうがッ…何だろうがッ…!」

…凄い力だ!
腕を引っ掻きあらゆる手段で逃れようとするが
なすすべもなくその手に落ちそうになった。
そのとき、どこからか鈴の転がすような笑い声が響き渡る。
大人びた少女の声。 …私はその声を知っている?
その笑い声を男も耳にしたのか、
ピタリと手を止めて正気の眼差しを虚空に忙しなく漂わせた。
彼女の名を呼んで。
だけれど、その名前は私の記憶と違うような違和感を憶えた。

「クェス? …クェスなのかッ…!? ああ… あああッ!!」

頭を抱えて男はフラフラと歩き出す
呟くように、叫ぶように、彼女に必死に謝りながら。

「強く…強くならなくちゃ…シャアよりも…アムロよりも…!」
「だ、誰よりも強くなって…クェス、お前を俺が守るからさ…」
「俺は進んで強化を受けた…ちゃんと、大切なヒトを守るためにさ…」
「クェス…出てきてくれよ!次はちゃんと守ってやるから!!」

この闇はいつになったら晴れるのだろう?
最下層へ行けば?
分からぬままに銃を拾い上げてまた一つ地下へと潜る。
少女の笑い声が、耳について離れなかった。

******************************
ちょっと一区切り~ 犬の散歩にいってきま~す。
ギュネイさん、クェスを求めて徘徊してます。
はい。笑い声は実はララァさんだったり。
ギュネイにあっさりと伸されるヘタレなシャアでした。
何か調子に乗ってGのバロックパロ本日二本目。
↓下の奴を先に読んだ方がいいかもです。

B13F Second Life


女に会った。
形は崩れ、歪んでいたが 綺麗な女だと分かった。
私は、その女を多分知っている
触れたことがあるのだと、本能が悟った。

「アナタの手ハ血に染まっていル わタシもチニそマッテいル」

女の言葉は所々不思議な発音で歪んだ
仮面で隠されているから分からないが、きっと口元が変化してしまったのだろう
ここの者はほとんどがそうなのだ。



地下へと潜る度にその様相は文明的な変化を見せていき
この階は蒸気が所々噴き出す一面砂壁の世界だった。
異形の生き物達は益々に猛々しく不気味な姿を私に見せる
それらを私は次々と潰しては生き血をすすって生きながらえた。
そして静かにたたずむ彼女は言う
独り言のようなその言葉を。

「私ハ深い罪をおカしてしまっタ。ただ、アナタを愛してイた」

ああ、まただと私は思った。
彼らは、皆 私に語る。
何も思い出せない私に当たり前のように
質問や、許しや、罵りや、救いを私に。

「無事だったのか?殺されたと思っていたよ。奴の所為で、このザマだ。殺してくれ」
「このままここで苦しむのは耐えられない、殺してくれ。どうせなら、貴方の手で」
「憶えてないのか?我々の事を、自分自身のことを。」
「あの作戦が成功していればこんな事には」
「作戦は成功しなかったのか?」
「これは月を落とした罰なのか?黙ってないで教えてくれ」
「思い出すんだあの時のことを!教えてくれ、世界はどうなるんだ!?」


そして皆最後には殺してくれと頼み出す
それを浄化と言う者も多くいた
私は拾った剣を振りかざして奴らの首を皆はねた
切られる瞬間みな幸せそうな顔をするのが不思議で堪らない
切った瞬間天が美しく光り綺麗な雨が一瞬だけ降りそそぐ
後には首から血を噴き出させて残るただの肉塊と化した。
彼女もそうなのだろうか?
剣を握りしめると彼女は言った

「ありガとウ だケどワタシハこのままデいイの」

ほう、と息が漏れた
何故だか彼女に剣を振り下ろすのに、ひどく気が滅入っていた。
色々聞きたいことはあるのだが私の口では語れない
諦めてその場を後にしようと背を向けた
だけれど。
だけれど懐かしさがこみ上げて私は彼女に触れたくなった。
振り返り彼女にそっと手を伸ばしてみる
せめて、その面影を…

「ヤメテ」

仮面に触れる瞬間、彼女は静かに立ち止まったままそう呟いた。
身じろぐ様子は無い
だけれど確実な拒絶と絶望がそこにはあった。

「ヤめテ…ミなイデ…」

伸ばしかけた手を降ろしその部屋を去ることにした。
その間際に彼女の小さな声が私の耳をかすめる

「貴方ニ…罪の…許シを…」

胸が苦しくて苦しくて走ってその場を後にした。

***

壁一面を覆うその化け物に胸を貫かれて血を吐き出した
後ろからは化け物の大群が。
奴らに腑を毟られ引きちぎられることに、狂いそうな恐怖を感じる。
だけれど、最後の切り札である天使の銃は最後まで使うことが出来なかった。
髪を引き掴まれ、首筋を噛みちぎられ、泡まみれになった血を吐き出した。
そこへ、ズンッ!と頭に衝撃を憶えると視界が地面を這って
離れてしまった自分の身体を見上げていた。
しっかりと天使の銃を抱えて倒れる自分の身体。


ああ…アムロ、ただ、君に逢いたい。
今、思い出した。
あの片羽根の天使が、君だという事だけは。


**********************************
はい。ナナイさんとうじょ~う。ナナイさんは天道天使様で。
やばい。ぐろいぜ…バロック、グロイ。(でも大好き)
言葉だけ出てきた面々はラウルとかあの政治の人とか(名前ど忘れ)
つまりネオジオンの幹部や兵士の方達です。
セリフの参考はコリエルさん達です。
…へへ、もうお分かりかしら?
バロックのネタバレになっちゃうのか?と一人ドキドキプレイです。
更新のないままに9月に突入
まずいよ…まずいよマイマイ。
なんか、なんかお詫びの気持ちに何か書こう。↓
Gのバロック物です。前に日記に書いた続きっちゅうことで。

B4F  Second Life


「あなたね、あたしの心をかき乱しちゃったわけよ 憶えてないの?」

赤く焼けただれた壁に覆われた建物の中を深く深く潜っていく。
襲い来る不気味な姿をさらした化け物達の血潮を浴びながら
その化け物の臓腑をすすりながら。
確か中に入る前に見たこの塔は真っ直ぐに上へと伸びていた筈なのに、
見つかる階段はどれもかしこも下へとしか続いていなかった。
…赤毛の天使から渡された銃がひどく重い

「も、もお、もお!遊びだったの?」

このフロアーは薄いグリーンの光に覆われていて、他の階より落ち着いた趣だった
不思議な玉が浮かぶ泉を見つけて喉を潤し手や顔を洗う
そうしていると泉に浮かぶ不思議な少女が矢継ぎ早に問いかけてくる

「そうね、遊びだったのね。信じらんないッ!」

困ってしまって、私は眉をただ下げて少女を見た。
なんだか…これでは…まるで、
そう!私が少女をたぶらかした、悪いオトナのようではないか。
彼女は私を誰かと間違えているのだろうか?
弁解したくて口を開くが、ただパクパクと開けたり閉じたりをくり返すだけだった。
少女は金切り声で私を罵り、長さの違うおさげを振り乱し、
最後には切ない瞳をして私に呟いた。

「…苦しくなんか、ないよ。でも、どうして捕まえていてくれなかったの?」

それだけ言うとすうっと泉に溶けるように沈んで消えてしまった。
つきりと胸が痛む

『アムロ…私は…』

頭にふいと浮かんだ言葉にハッとした。
“アムロ”とは、いったい誰なのだろう?

*************************
バロック知らん人にはちょいと苦しいダブルパロ。
アリスの台詞好きなんです。
トミノチックなセリフがマッチしてるというか何というか。
まずはクエスに罵られるシャアと言うことで。
風邪です。夏風邪です。はい。お馬鹿です。
はわわ…放置して一月!?しかもサイト一周年!?(だっけか?)
いかん。このままでは・・・殺られる!(誰に?)
情熱にふいごを入れにゃあならんばい!
言うほど容易い事ではないな・・・しかし・・・試してみるのも面白いかもしれん
はぁぁ・・・熱で朦朧と・・・こっちに書いちゃお
G:時事ネタ一本目。
ご注意!イボルブ12リックディアスネタ!ネタばれ有りぃぃーーー!!
平気な方だけ反転してお楽しみください。

・・・だけど・・・本当は・・誰だって・・・

雨の降る深夜 バーには客の男が二人
店の赤い光に金の振り子がゆらりとゆれる
それを店の外からゆったりと眺めて寝そべるシャム猫が一匹

「俺だって・・俺だって一年戦争の時はちょっとは名の知れたモンだったんだぜ・・」

一人の赤毛の男が遠い目でそう呟きだした

「一年戦争の時なんて連邦とジオン両方から引っ張りだこでさ・・・」
「その話は何度も聞きましたよ」

バーテンのマスターがやんわりと嗜めた
だけれど、男の思い出話は止まない。
手元のグラスをグイッと煽ると、にごった瞳で言葉を吐き出す

「今だって、あの頃とちっとも変わっちゃいないんだ…MSさえあれば…MSさえ…」
「飲みすぎですよ」

バーテンはもう一人の男を気遣ってそう言った。
もう一人の客は羽振りの良さそうな色男で、今日初めての客だ
それがこんな愚痴ばかり聞かされたのでは…と思ったし、
この赤毛の常連さんの言葉に苦い表情をしたのが見て取れたから。
話題を変えようとしたその時、にわかにサイレンの音と足音が聞こえたかと思うと、
ドアがけたたましく開け放たれ 赤い服を着た男が大声で叫んだ
その瞬間、金髪で身なりの良いその男が静かに身構えたのが分かった。

「赤い彗星…俺は赤い彗星のシャアだ!俺はジオン復興のため立ち上がる…!
ジークジオン!ジオン・ダイクン、バンザーイ!」

赤い服の男は早口でそれをまくし立てると
追われているのか早足でどこかへ走り去っていった。
バーテンはため息をつくと身なりの良い金髪の男へと話しかけた。
いつもの童顔の赤毛さんは酔いつぶれたのか突っ伏している

「戦争後遺症、なんですかね。ああいう…哀れな奴が多いみたいなんですよ」

金髪の男は少しだけ…
そう、ほんの少しだけ口の端を上げた。
その皮肉気な笑みは誰に向けられた物なのか

「昔を、忘れられないんですねぇ」

男が何かを思い、その水色の瞳をわずかに落としてグラスを望む
てっきり眠ってしまったかと思っていた赤毛さんが、虚ろな瞳で呟いた

「だけど…ほんとは誰だってしってるのさ…昔と同じには生きられないって事をね」

「そうだろ…?」
最後のは明確な意思で金の髪の男に問いかけていた。
おや…?彼らは知り合いだったのか…?
とてもそんなふうではなかったのに…。
とりあえずとバーテンは呟いた。

「気分を変えましょう」

照明を操作して深紅の光をシャンパンゴールドにする
ゆっくりと金色に変わっていく店内に金髪の男は立ち上がる

「…言うほど容易いことでは無いな。だが、試してみる価値はある」

するりと落ちてしまった赤毛の彼にかかっていたジャケットを掛け直すと
優し気に…いや。
色の含んだタッチで、優しげに彼の腕をひと撫でした。

なるほど…そう言う事か。

バーテンは慣れた表情で金髪の男から二人分の代金を頂き二人を見送った。
きっと昔の別れた恋人同士か何かだろう。
外でずっと待っていたシャム猫が雨の粒をひとはらいして餌をねだりに一声鳴いた
それにバーテンはいつもの器で彼に餌を差し出した

「こんな寂しい雨の日なんだ。
こんな日ぐらい 昔を思い出しながら傷を舐め合ったって、悪くはないだろう?」

なんとなく呟いたその一言に、シャム猫がにゃあんと返事を返した。



面白い…! かな?
ふざけたマネを…!!バシュン!バシュン! かな?
シチュは皆様のご想像にお任せ。
zだったり、横の物語だったり、パラレルだったり。色々と。
なんかさ、シャアの手いやらしかったから、さ。…こんな妄想をば。
イボルブ12、だっけ?リックディアスのっ!いいよ~とっても!
見てない方、損無いと思います!!歌もいいし。始末書にはワロタ。
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プロフィール
HN:
mymy
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性別:
女性
自己紹介:
雄と言えなくもないメス科。
なんかそのへんふらふらしてたらあっというまに年をとってた、熟れすぎの果実。(果実は言い過ぎだろーが!!)
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