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ああ・・過ぎゆく日々の戯れ言よ・・・
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ということでまたまたパラレル

G パラレル いつか誰かと出会う頃



ジングルベ~~ル ジングルベ~~ル すっずっが~鳴る~~~♪


調子の外れた音程で歌いワインをラッパ飲みするアムロに出来上がった友人達はぎゃはぎゃは笑った。
今日はクリスマスイブ。
主に大学の友人達大勢で集まって酒を飲み、カラオケに行き、浮かれてはしゃぎながらのその帰り道
一人二人と解散しながらその一団はJR新宿駅へと向かっていた。
ここはネオン街歌舞伎町 悪名高いその町で人は別れたり出会ったりをくり返す。

「あっれ~?ブライトさんもう行っちゃうわけ?」
「彼女が随分苦しそうなんだ。悪いがここからタクシーで送る」

カイの言葉に生真面目に答えたのはブライト。抱えているのはミライ女史
ミライ氏とブライトははっきり言ってすごくお堅い。
2人とも似たもの同士だがそれ故かセクシュアルな感じは一切無いのだ。

「ミライさんが酔うなんて珍しいね、何かあったの?」
「・・・いや、分からん。とにかく・・・アムロ。お前家にちゃんと帰れよ」
「へーい、へい。」

後輩のアムロに釘を刺すとブライトは去った。
皆は珍しい組み合わせだねーと言い合った。

「アムロォ、あたしと遊びに行きましょうよ!」

ベルトーチカが赤い顔でアムロにしなだれかかるとチェーンが反対からアムロの腕を引っ張った。

「アムロは嫌がってます。アムロ、これから私の家に来ませんか?」

チェーンも相当酔っているのか真顔ですごいことを言う。
2人の引っ張り合う女をアムロはするりと抜けると、脇を歩いていたカミーユをむんずと捕まえ

ぶちゅぅぅぅぅっぅぅぅ・・・・!

と熱烈なキスをした。
酒の香りが濃厚なキスはご丁寧なディープなヤツで、
アムロに憧れを超えた思いを持つカミーユは過ぎた刺激で目眩を起こした。

「・・・んじゃ、そう言うことで。」

あっけにとられる一同が固まっているのも忘れアムロはそのままフラフラと何処かへ行ってしまった。
残されたカミーユはぼうぜんと立ったまま意識を失っていて、
それにベルトーチカとチェーンが激しく怒りながら”どういう事よ!”とカミーユに詰め寄っていた。

「まあまあお二人さん・・・あつっ!」
「何をするかっ!・・・この軟弱者がっ!!」

カミーユを助けようと駆け寄ったカイはちょっとぶつかった人物にいきなり頬を張られてぶっ飛んだ。
殴ってきたのは金髪の大女。カイは殴られた頬に手を当て道路から彼女を見上げた。

「何するんだよっ!痛てーじゃねえか!!」
「だまれっ!アルテイシアと知っての所業か!!」
「な、な、なんだと~~~この~~~~!」

始まる大立ち回りに、カミーユをなじっていた2人の彼女はそれに気づいて止めに入った。
だが、どう見てもカイに分が悪い。止めに入る前にカイは空中に放られていた。
放心していたカミーユは瞳の中に彗星をとらえながら、ふいに目の端に写ったサンタにふらりと近寄る。

「・・・何?お兄ーさん。・・・もしかしてお客?」

道ばたでケーキを売っていたジュドーはふらりと近寄ってきた青年に声を掛ける。
やばっ・・・この人瞳孔開いてない?などと警戒していると彼がジュドーの腕をさっと掴んだ。
そして、ジュドーを覗き込む。すごい綺麗な顔立ちだった。

「ケーキか、3個貰うよ」

頷くのも忘れて彼に見入った。
瞳の中から宇宙が溶け出す・・・
ジュドー・アーシタ 14才 それは初めての恋になった。


時は少しさかのぼる


「旨いなこれは」

シャアはぐい飲みを置くと赤い顔で呟いた。
今日は留学生同士の交流会 件クリスマスパーティー。
たまにはちょっと趣向を変えてと、新宿の”イザカヤ”という所で集まった。
一同は酒盗やなまこの酢の物にぎゃーぎゃーわめいて楽しみながら各々の好みを色々試し
特に面白かったのが日本酒で、様々なモノを瓶(一升瓶)ごと頼んで味を見た。
どんどん酒は進んでいって、瓶も焼酎、泡盛、色々と入り交じる。

「謀ったな、シャア!」
「ハハハ、坊やだからさ」
「が、ガルマサマァアア」
「武士たるもの・・・」
「なれていくのね・・・」
「俗物が・・・!」

がんがん飲んでいくと次第にその場はグロッキーになっていった。
・・・・そう、日本酒は後からやって来る。
店を出るのもやっとだった面々は意味のない呟きと共に何処かへ散っていってしまった。
誰も介抱するものがいなかったのだ。

「あら?ガルマ様・・・?あそこにお花畑が見えますわ」
「本当だ、イセリナ。入ってみるかい?」

2人が入っていったのは花で飾られたラブホテル。
丁度部屋が一つ空いた所で、2人は何も知らずに足を踏み入れた。
エントランスの噴水に目を奪われてぼうっとしていると
「お泊まりですか?」とおばちゃんが声を掛ける。もちろん2人はうなずいた。

ガトーはやけに喉が渇いたので近くのバーに足を入れた。
飲み慣れたウイスキーで喉を焼きながら横を見ると、赤毛の女が一人で飲んでいた。
ショートカットのきりりとした女性。仕事がいかにも出来そうなタイプだ。
だが、彼女も酔っていたのか何かの拍子にグラスを倒した。隣の男の膝にそれは見事にかかった。

「あ、すみません!とんでもないことを・・・・」
「いえ、はは。どうって事ありませんから」

ガトーはその軟弱そうな受け答えにイラッと来て店を出た。
日本男児が聞いて呆れる!・・・ガトーもまたしこたま酔っていた。

「マチルダ・アジャンです」
「ウッディと申します」

二人のやり取りを後にすると店の前でけんかが起こっていた。
ヤクザと少年2人の言い合いだ。1人は逃げ腰で1人はずいぶんと勝ち気だった。

「だからキースにあやまれよ!」
「いいって、コウ」
「なんだとっ!この餓鬼」

殴りかかろうとするヤクザらしい男の手を取ってガトーは冷静にそれをいさめた。
が、今度はガトーに突っかかってきたので「せいっ!」と得意の武術でそいつを投げ飛ばす。

「日本男児たるモノ、弱きを助け強きをくじく・・・それが武士道だろうがっ!」

言ってる意味はさっぱりだったが雰囲気に流され回りは拍手をならした。
コウの黒い目がキラキラと輝く。頭の中は”ラストサムライ”という単語が鳴り響いた
「キース」
「はい?」
「俺、目標を見つけた!」


間違ったような出会いがまたひとつ。


場所は変わってここは中央公園
そこに男女のよくある痴話げんかが繰り広げられていた。

「はなしてブライト。私、カムランが許せないのよ!だって・・・」
「・・・・わかるさ、・・・だが、ミライ・・・」
「私、私スレッガーの事が忘れられないのよ・・・!」

不毛な男女の言い合いはやがて男の熱いキスによって終演を向かえる。
それを見ていたハマーンはひとり「寒いな・・」と呟いて歩き出した。
だが、このまま家に帰るのもつまらなくまたぼんやりと先程の男女を眺めていた。
公園のベンチに腰掛けると、同じ様なタイミングで子供が横に腰掛けた。
ちらりとそいつを見やれば幼い少年。手には大きな荷物を両手に抱えている。
そいつは声を掛けてきた。

「お姉ーさん、ケーキいらない?いまなら3割引き!お得だよ~~!!」
「精が出るな、少年。・・・いいだろう、一つ買ってやる。正規の料金で。・・・だが。」
「だが?」
「ここで私と食べないか?」
「・・・ここで?ま、いいけど?」

2人の不思議な出会いは、ケーキと、男女の言い合いと、
ホームレスとバラをくわえたストーカーに彩られていた。


話は続く・・・


アムロは酔っぱらいながらふらふらとネオンの道を当てもなく歩いた。
ちょっと疲れて道ばたにうずくまると・・・ゴミために何かいる・・・?
きんきらきんのトウモロコシのひげみたいなのをむんずと掴んで引っ張るとうめき声が
あれれ・・・?と思ってゴミを掻き出すと・・・!

「レアもの・・・ゲットだぜ!」

と某アニメのマネをして、それからうっとりと顔を眺めた。
すごく・・・好みだ。
アムロはとても節操がなかった。男でも女でも複数でもどんと来いなのだ。
だから彼をズルズルと引きずってお持ち帰りすると空いてそうなホテルへとしけ込んだ。
途中男はゲロを吐いたが、気にしない。全然気にしない。
バスタブに突っ込み丸洗いすると、アムロはおいしくいただいた。
そう、アムロだけは酔ってはいなかった。
ちょっとふらふらするだけだ。
彼を味わい為らした腰をうずめるとアムロは奔放に声を上げて楽しんだ。
実らない子作りにその夜、シャアとアムロは互いを知らずに熱心に励んだ。




「アムロォォォ~~」

悲しいうめき声をあげてベルトーチカはぱたんと倒れ撃沈した。
なぜか成り行きで集うことになったチェーンのマンションでは飽くなき酒盛りが続けられている
対決しているのはセイラとカイ。
カミーユはコップを眺めたまま心ここにあらずといった感じで戦線離脱。
あの後カミーユはなぜか通りかかった不思議なショートカットのスゴイ美人にも何故かキスをされていた。
運命って不思議だなぁ カミーユの頭の中はすっかりお星様になっていた。
途中参戦のカツは恋にも酒にも敗れて涙を流し、人間不信に陥っていた。
”きっとサラはレコアさんとアイツを取り合っているんだ”そんな事をぶつぶつくり返す様は不気味だ。
その時、酒臭いワンルームマンションの薄いドアの向こうから男女のやり取りが聞こえた

「ヘンケンさん、だから私、いらないっていいました。」
「だがね、エマさん・・・どうしてもだな、」
「くどいっ!」

無情なやり取りが続く中、いつしかカイとセイラの間に言いしれぬ友情が芽生えていた。

「やるわね。」
「ヘッ あんたもな」

奇妙な関係がここにも一つ生まれた。


星降る公園には様々な人が現れた
ジュドーとハマーンはケーキを食べながらそれを眺める。

「子供は嫌いだ!ずうずうしいからっ!」
「クェスッ!こっちへおいで・・・!そんなイライラ、すぐに忘れちゃうさ!」
「クエス、俺と付き合ってくれないか?・・・年が気になるかい?」

こちらは女を囲んでの2人の男の取り合いが続く。
まだ子供じゃないか、とハマーンは呟く。
ジュドーがあっちもスゴイなぁとプラスチックのフォークでもうひと組を指した

「ハプティマスさま・・・?どうしてそんな野蛮な男とっ!」
「シロッコ!貴方まさかヤザンと・・・!」
「へっ・・・シロッコは俺がいいってよ。・・・どきな」
「すまない二人とも。だが私は二人を見捨てたわけではない。私は・・・」

さすがのハマーンもすごいなと驚いた。
よよよ、と泣き濡れる2人の女に何故か同情の気持ちが湧き上がった。
ジュドーは”すげーーー”と長髪の男を見やった後2人に何となくケーキを勧めた。
星空の元、奇妙な3人の女と一人の少年がケーキをつつく。
それをうらやましそうにバラを咥えた男が熱心に見入っていた。



人のくり返す出会いと別れ
綺麗な星空の元繰り広げられるそれはいったい後に何を残すのか。
もうすぐ夜が明けクリスマス
さて、・・・枕元には何がある? 靴下の中? それとも、もみの木の下?
その贈り物は、甘いのか、酸っぱいのか、それともとっても苦いのか。
それは神のみぞ知るのかもしれない。






・・・・今、分かった事がある。
自分・・・・電波だ!フォウもまっつぁおの電波野郎だ!
な、長々と下らないモノをすまぬ!
一応オールキャラを目指してみました。もちろん、ギャグですからね。時間軸めちゃくちゃだし。
さて、貴方には幾つカップリングが浮かびましたか?
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なんかそのへんふらふらしてたらあっというまに年をとってた、熟れすぎの果実。(果実は言い過ぎだろーが!!)
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