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ああ・・過ぎゆく日々の戯れ言よ・・・
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マジ試験に打ち込みます。
と、言うわけで月曜過ぎるまでネット落ち宣言!

・・・・でもちょっとだけ・・・。


Magic earth ~ シャアとアムロと時々カミーユ、そんでもってジュドー ~




ジュドーは『盗賊の鼻』を使った。

くんか くんか くんか・・・

お宝の匂いがわんさかした。




鼻をひくひくさせてニヤつくジュドーに、アムロは“盗賊の鼻”ってなんだよ??と首を傾けた。



ここは腐海の森、その一番奥に鎮座する竜の洞窟。
ここへ辿り着くには長い長いダンジョンをくぐり抜け
幾重のトラップや謎を解き、鬼強いモンスターをくぐり抜けなければ成らない。
もちろんまだまだ冒険初心者、弟子入り希望のジュドーにここは抜けられる筈もないので
アムロは洞窟最上階の住処“竜王の間”にジュドーをくわえて運び込むと人の姿に戻り
ジュドーにぽんっと試験管の様な物を放った。

『何コレ?アムロさん』

コルクで蓋がしてある試験管の中にはぼんやりと白く光る小さな綿毛のような物がある。
ぼんやり眺めているとわりかし短気なお師匠様はジュドーのマスクを取って口にそれを突っ込んだ。

「ゲホホッ・・・!ちょっと、なにするんだよっ!」
「耐性菌。コレ飲むと腐海も毒じゃ無い。まぁ、ここの空気はいたって無害だけどね」

その言葉にはっとしてマスク無しでも平気なことを確認しホッと息を吐く
それからジュドーは辺りをゆっくりと眺めて見た。
洞窟は薄暗いけど何故だかぼんやりと青い光で滲んでいる。
よく見ると洞窟の石が碧い蛍のようにゆっくり点滅していて、とても美しかった。
アムロさんが去っていた方に足を向けると、広い洞窟の至る所には絨毯が敷いてあり
その場所にはちゃんとたいまつがあって十分な明かりを備えていた。
だが・・・ちょっと、いやいや。すんごく気になる事が一つだけ。

「アムロさ~ん!?この・・・ゴミの山?何なんですか~~??」

そう!奥へ奥へと進むにつれ、辺り一面にゴミやがらくたが散乱している。
それはだいたい膝の高さの山から、深いところで腰の高さの山もある。
そこに作られた?獣道を彼はいつものようにひょいひょい進みながら

「何でもないから気にしないでくれーーー」

とジュドーに向かって叫んだ。
ジュドーもその『獣道』を遭難してたまるかー!とアムロを追いかける。
途中で腐った薬草に滑ったり、彷徨う鎧の甲冑にけつまずいたり、
ホイミスライムの死骸に吐き気を催したりしながらアムロの後を必死に追った。
アムロは何でもないようにとことこ進むとゆっくりと伸びをした。
そこでジュドーはやっとの事でアムロに追いついたのだが、
その時アムロが歩きながらゆっくりと服を脱ぎだしたのでジュドーはギョッとして立ち止まる。

まず、羽織っていたフライトジャケット
それから薄い黄色のタートルネック

(まさかまさか・・・)

ベルトのバックルに手を掛けズボンをその辺に放り
靴下も無造作に放り投げた。
そして彼が入ろうとしている部屋は多分寝室・・・・!
錯乱したゴミの中にポツンとベットが置いてある。

(あああ!リイナゴメンよっ!!兄ちゃんは人の道を大きく外れちゃうのかも!?)

色気のない縞パンとタンクトップに何故かドキドキ動悸を速めながら覚悟を決めていると
ぱっこ~~~ん!とジュドーの頭にひのきのぼうがクリティカルヒット!
・・・いやいや、会心の一撃で頭を打った。
いって~と頭を押さえて投手を見れば、顔が真っ赤だ。なんでだろう?

「いってぇぇ~~!急に何すんだよ!」
「今何考えた! まったく何考えてるんだよ。子供の癖に!」
「子供は関係・・あるのかな?・・・だって、よく言うじゃない?お稚児さん趣味ってやつ」
「・・無い!断じてその気無いから! まったく、シャアじゃあるまいし」
「は?シャアって?・・・そう言えばカミーユさんの時にも・・」
「ノーコメント。それより俺眠いから・・あとはさ、てきとーにして・・」
「ええ?て、適当って・・・こんなトコで!?ちょ、ちょっとまった!」
「・・・・・・・・・・すーーー・・・」
「は?え??あ、アムロさん?アムロさ~ん!」
「・・・・・・・・・・何?」

揺り動かすジュドーにアムロはじろりと不機嫌な視線をよこした。
だが、それに動じた様子も見せないでジュドーはアムロにピーピーと泣きついた。

「俺、死ぬほどお腹空きましたー!何か食わせて下さいよ~~~!」

その言葉にアムロはのろのろと起き上がると着いてこいとジュドーに言った。


****


「ベーコンエッグで構わない?」

低血圧なのかぐったりした様子のアムロはジュドーに聞いた。
嫌と言われても今はコレしか出来ないのだが。
ジュドーは素直にうんうんと頷いた。

部屋はやはり散らかし放題。
アムロはテーブルの上をざざっと腕で払い落とすと(様々な物がゴミために同化した)
備え付けられた竈にメラで火を起こしゴミためからフライパンを出した。

(ぎゃ~~~!アムロさんっ!それ洗わないの!?)

それを火に掛け紙に包まれたベーコンをアサシンダガー(運が悪けりゃ即死)でぶ厚く切りフライパンで焼く
いい匂いにホッとしているところで爆弾投下!
無造作に落とされた卵の黄身は、・・・・青かった!!

(ぐえ~~~~!ちょっとそれって何の黄身!?って“黄色”くねーー!)

アムロさんはそれを当たり前のように見ながら、そして当たり前のように卵の殻をその辺に捨てた。
その様子にジュドーはそっと涙をこぼす。
「はい、出来たよ!」自信満々に渡された品を口にしながら
ジュドーは“家事は俺やんないと死ぬ!”と決意を新たに固めた。
味は・・・ここでは語るまい・・・。
にこにこ自分を見るアムロさんにジュドーは心で泣きながら口を動かした。



そして、アムロが去ったのを見届けたジュドー
さっそくの“家捜し”を始める・・・・のだが。
三っつ目のタンスを開けはなったところでアムロに

「盗賊の鼻?知らないな~、時代が変わったって奴だよな~」

などと声を掛けられてすくみ上がる。

にっこり笑いながら“家捜し、定番だもんね~”と問われれば
“そ、そうですね~”としか答えようがない。

ちょうど今開けたタンスにはアムロ師ご愛用の縞パンとタンクトップが山のように押し込まれている
そして、そこから不思議な色をしたキノコがわんさか生えていた

「ジュドーさ、・・・俺の弟子になりたいんだっけ?」

とっさにゴミの山に正座して“はいそうです”と三つ指をついた
くすねた小さなメダルを裾に隠そうとしたがアムロに取り上げられた。

「はい。ジュドー、おあずけ」
「ええ~~それぐらい いいじゃないかよ~~!ケチ!」
「ジュドー?敬語は??・・・そのキノコおいしそうだと思わない?」

(・・・・・ま、まさかそれを食べさせる気!?イヤ~~~~!)
パンツから生えたキノコを口にするなんてっ!!
ジュドーは恐ろしさに平に平に謝った!

「お師匠様神様賢者さま!どうぞ俺を許して弟子にして下さいませ!!」

アムロは小さなメダルをその辺にはじくとはあ・・・とため息をついてジュドーに言った

「分かってると思うけどさ・・・」
「はい」
「俺、片付け出来ないから。弟子になりたいなら・・・家事」
「はい」
「ん。掃除、洗濯、料理をさ・・・頼むよ。」
「はい。分かっております!」
「うん。それ終わったらさ・・・修行してもいいから」
「ほ、ホント!?」
「敬語は・・・・?」
「ホントですか!?アムロさん!?」
「うん、よろしい。 本当だよ、ジュドー」
「や、やったーーーーー!」
「・・・ただし、ここが全部綺麗になったらね。」
「えへへ!すぐかたづけちゃいますよ、こんなの!」


だが、腐海の奥も、また腐海だと言うことをジュドーは身をもって知った。
何度も逃げ出すのを思いとどまり、片付け終わるのはその一ヶ月後の事。

その後のジュドーはまるで口うるさいお母さんのようで
「アムロさんッ!そんな格好(縞パンタンクトップのみ)でうろつかないで下さい!」とか
「ゴミはゴミ箱に捨てる!あ~~もう、俺がいないと何も出来ないんだからッ!」
などとシャアがうらやむ世話の焼きようだった。

アムロは“まるでフラウだ”とこっそり影でぼやいたという





はい。ドラクエ&ナウシカMIX アムロとジュドーの日常編。
生活破綻者アムロの生活ぶりを書いてみたかったのですが
・・・訳分かんないですね。
盗賊の鼻は多分FCに無くて、SFC版だかGB版だかに出てきた物じゃないかと。
それらに登場する?“エッチな本”や“淑女への道”が激しく気になる今日この頃です。
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雄と言えなくもないメス科。
なんかそのへんふらふらしてたらあっというまに年をとってた、熟れすぎの果実。(果実は言い過ぎだろーが!!)
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