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ああ・・過ぎゆく日々の戯れ言よ・・・
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何とかGの森更新。・・・桜の方ほったらかしになってるのに目眩を感じます。
ああ・・・でも、そんな事じゃないだろ?自分!
もうすぐ試験なのに~!勉強しないでどうするよ~!?
だけど、こんな時にかぎって妄想がふくらんじゃうんだよなぁ・・・。

と言うことで・・・
ドラクエとFFとナウシカが入り交じっちゃうようなの(+赤ずきんチャチャ)書きます。
・・・マイマイ、出る!
(↑ハイテンション)笑



Magic of the earth  ~アムロとシャアと時々カミーユ~




唱えた声はやがて大きな波となり、辺り一面にこだまする

パルプンテ・・・パルプンテ・・・パルプンテ・・・

ガチャン!

なにかが こわれるような おとが した!




「くへ~、 キッツ・・・」

ジュドーはしたたり落ちる汗を拭いながら下を見た。
そして見なきゃあ良かったよ・・・と後悔しながらまた一つ足を一歩下に踏み出す。
マスクが息苦しくて外したくてたまらない。
だがそれをすれば一分とたたないうちに肺が腐って悶え死ぬ羽目になるだろう・・・

ここは人の立ち入ることの許されぬ腐海の森
猛毒の胞子をたわわに付けた巨大な菌糸類が至る所を埋め尽くしている。
もちろん未開の地に道など有るはずが無く、
こうしてジュドーは命綱無しの断崖絶壁ロッククライミングをする羽目になっているのだ。

「なんちゅ~所にいるんだよ、大魔導師アムロって奴は・・・。」

そう、ここに住まうは連邦屈指の大魔術師”アムロ・レイ”
気まぐれな彼はめったに人前には現れず、この人を拒む東の地の果ての奥に暮らしているという
元は宮廷魔導師だったらしいが、その余りの力に連邦も恐れをなしたという事だ。
それを物語るのが彼の通り名 白い悪魔 と言う奴
話によると大魔導師アムロは白銀の竜に姿を変えて、敵のジオン兵を頭からばくばくと食べたらしい。

「やっぱりヤベ~よなあ。・・・でも、カミーユさんの為だし・・・」

ジュドーはそんな曖昧な独り言を呟きながら谷底を目指す。
・・・だが、降りても降りても下が見えない。
谷底はいったい何処まであるのかとジュドーの気持ちを萎えさせる
でもここを超えなければ大魔導師が住んでいそうな尖った城のような洞窟にたどり着けないのだ
やってやんぜ!と空元気を出しながら下へ下へと降りていった。

カミーユと合ったのは一ヶ月前だ。
丁度何処かの病院に運ばれる所をたまたまジュドーが居合わせた。
それだけ。
カミーユがジュドーの手を握って、感応さえしなければ。
カミーユは何も話さず、まるで生きた人形みたいだった。
虚ろな瞳が綺麗だったけど、とても悲しい気分になった。
気になって彼の事を調べてみると、随分前の大戦の終わりぐらいに彷徨っているところを拾われたという。
けれど、どんな治療もどんな魔法も利かないらしい
彼を長年直そうと試みてる治療者は”これは特殊な魔法のせいじゃないかしら”と言った。
そして”きっとこれを癒せるのは大魔導師アムロ以外にいないかも”とも

話によると、ジオン系の魔法はまったく反応が無いらしい。
連邦系は多少反応があるのだけれど、最高位と言われた呪術師でさえも匙を投げたという
だから、もうアムロ・レイだけが頼りなのだ。
ジュドーはそれが分かると東の地の果てへと向かっていた。
どうせ気ままな一人旅。でっかい夢は大金持ちに成ることだ!
職業盗賊、町では商人。男ジュドー腐海の森にいざ出陣!
未開の地は、きっとお宝満載だぜ~~~!
・・・と言うことで話は現在に至る。

「うわっと!」

手を掛けていた菌糸の枝がずるりと剥がれた。
とっさに体制を立て直したから平気だったが、・・・ホント、嫌になる。
この、ジャングルそのままの菌性植物?達とそれとありえないだろ、なんだよコレ!?な巨大昆虫ども
これらを魔導師アムロ・レイが生み出したというなら実に嫌な奴だなあ、とジュドーは思った。
そういえば、”頭からばりばり食った”というのはジオンの人間から聞いた話なのだが、連邦の人間から聞いた、彼のえげつないエピソードは、”お前なんかメラ一発さ”と言う奴だ。
どうやら当時の連邦のNO2魔導師がアムロ・レイに勝負を挑んでこういわれたらしい。

”メラ一発”

どんなに修行を積んだとしても、メラはメラだ。
拳大程の炎の固まりだ。
最近じゃかまどの火を起こすのにも使われるくらいポピュラーなそれ。
もちろん、勝負を挑んだ奴は怒っただろう。

だが・・・負けた。メラ一発に。

いや、詳しく言うとメラ一発だけじゃないけど。
メラ言う前にガソリンどばっとぶっかけたけど。
それからマヒャドで消火したそいつにアムロ・レイは言ったという
”勝負は魔法だけって制限無かったろ?”と。
その他にもエトセトラエトセトラ・・・伝説は至る所にちりばめられている。
俺としてはそんなヤバイ相手に会わず、スキみてお宝ゲット
そしてカミーユさん直す巻物ゲットといきたいところだね。

(随分言ってくれるね)

頭の中に響き渡る声に躯の血がざざざと冷え渡った
ぎぎぎ・・・と横を見ると真っ白な竜がすぐ横の崖で自分を見つめていた。
”・・・・殺される!!”
そんな気持ちで慌てたジュドーはがけの下へと真っ逆さま。
気付いたときにはもう遅い

「おわわわわわわわわわわ・・・・・・!」

落ちて行く先には訳分かんない羽の生えたムカデ(もちろん超巨大)がいた
そいつは多分ジュドーを食べようと突き出た顎をかちかちと鳴らしてる。

(天国の父さん母さん、それからリイナ、俺、夢を叶えられなかったよ・・・。)

そんなお別れの言葉で浸っていると、ジュドーのすぐ横を白い竜がばっさばっさと付いてくる
もしかしてここでこいつに食われちゃうのか、と心で十字を切ったところだった。

(ほんっっ・・・と失礼だね。俺が誰をバリバリと食ったって!?)

え?アンタでしょ?と見上げると、また頭の中に声が響き渡った。

(食うわけ無いだろ!?人間を。・・てか、ジュドー?君さ)

「・・・・はい?」

(その子助けたいの?お宝あさりにきたの?どっち?)

「どっちも!」

こんな状況で嘘付ける奴いるはず無いとジュドーは即答
その時羽の生えたムカデが”カシーンッ”とジュドーめがけて顎を鳴らす
・・・間一髪
まだジュドーのお腹はさようならをしないですんだようだ。

(はぁ。まぁ夢は大金もちねぇ。ある意味君って真っ直ぐだよね。)

ひーこらジュドーが空中でダンスを踊っているのをよそにのんきな声は続いてく

(お金は、妹の為かぁ・・・あ、やば、俺 こういうのに弱いんだよね。お涙ちょうだいものとかさ)

「あ、あ、アンタねぇ・・・!」

虫との戦いはまだ続く!突き出された鋭い顎をジュドーはウルトラCで必死にかわす

(ん?助けたい子はちょっとヨコシマ?お礼のデートねぇ・・・。そんな巧くいくと思う??若さだなぁ)

ジュドーは虫の胴体に掴まりながら竜に叫んだ。もう一匹がジュドーを狙って近寄ってくる

「アンタ!助けてくれるの!くれないの!?」

それに白銀の竜はにやりと笑い 『あやまったらね』と呟いた。

もちろんジュドーがどうしたか。
というかこの状況で謝らないやつは絶対にいないだろう。
白銀の竜、アムロ・レイはその言葉を聞き終えるとジュドーの襟首をひっつかみ
急降下で地面すれすれを旋回した。



***


「ありゃ。シャアん所のおちびじゃないか」
「は?誰です?シャアって・・・。」

ま、いいか。と呟いてアムロはカミーユを調べだした。


あの後ジュドーは竜の姿をしたアムロに口にくわえられたまま連邦の小さな町に降ろされた。
カミーユの病院がある町に。
それを知るとジュドーはアムロにもう一度へーこら謝り、人の姿へ戻ったアムロを病院まで連れてきたのだ。
大魔導師アムロは、人の姿になると驚くほど平凡だった。
だが、さすが連邦屈指と言われる腕前は確かなようだった。

「ああ、分かったよ。これパルプンテだ。術者は・・・う~ん、シロッコ!すごいね~、イタチのすかしっ屁?」
「はぁ?さっきから何なんですか~~??さっぱりわかんねぇ~~~」
「いやいや、最後っ屁。・・・・所でジュドー。この子のどのへんに惚れたの?」
「え?やだな~アムロさん。どこって?そんなのこの可愛らしい顔とかさ~~」
「ふんふん」
「このはかなそうな、守ってやんなきゃ駄目そうな・・・わかる?」
「ほうほう」
「こういう女の子って、男のロマンだと思わない!?
ああーーー俺、この子と結婚できるかなぁ~アムロさん!どう思います!?」

しらないなあ、と意地悪くアムロは笑むと手のひらからキラキラ光る粉を振りかけた。
しばらくするとカミーユが”う~~~ん”とうなって伸びをする。

「じゃ!ジュドー。後はしっかりな、応援してるぞ?」
ドアの外で待ってるから~と立ち去るアムロにジュドーは純粋な気持ちでありがとうございます!を言った。
アムロは”ほらほら、最初が肝心だぜ?ジュドー”とはやしてからドアをパタンと閉めた。
それと同時にカミーユはたった今起きたばかりのように目を開き「君は・・?」と呟いた。
その、初めて意志を持って動くカミーユに感動したジュドーは
”お?声は意外に低いのか~、なんかセクシィー”
とか思いながら思いの丈を口にした。

「俺、ジュドー・アーシタ!ぜひカミーユのお婿さん候補にひとつよろしく!」


地を這うようなプレッシャーの嵐
響き渡る怒声と炸裂音にアムロはひひひと笑った。


「俺は男だよぉぉぉーーーーーーーー!!!!」


その後顔をパンパンに腫らせるだけ腫らしたジュドーは”せめてもの冒険のご褒美だから”
とアムロににっこり言われ、有り金をなかば強制的にカジノに賭けさせられる。
なんと・・・そこで一財築いて晴れて故郷に錦を飾ることが出来たのだ!
その、見事なまでも勝負強さにジュドーは惚れ込みアムロの弟子となるのはすぐ後のこと
カミーユも自分の師匠の元へ、西の地の果てへと旅だった。



そう、お話はここから始まります。
長く続いた戦争が終わり、伝説の魔導師2人の元に弟子が一人づつ。
いったい彼らはどんな生活を送るのか・・・
それは次回のお楽しみ




なんじゃいこの長さ、このテンポの悪さ、この締まりの悪いシメ。
あ~~~疲れたよ~~~~。それにシャア出てこないし。
あ、それに副題に問題ですね。今ここで付け足しときましょう!

~それとついでにジュドーもね~
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