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ああ・・過ぎゆく日々の戯れ言よ・・・
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ハロウィンですね~。カミュタンはどらきゅらミロさんに言ってるようですv

澄んだ水の底(カミュ×ミロ前提 師弟の再会)

はぁ…と星空を見上げた。もう何回こうしているだろうか?だが、何と言って声を掛ければよいか分からなかった。ここは東シベリア 割れた氷塊の下には目に入れても痛くない弟子がいる…筈だ。きっと彼は沈んだ母に花を一輪手向けに潜っているに違いない。彼の母の亡骸を深海奥底に沈めたのは私だ。それを後悔はしていない。やはり生と死が隣り合わせのこの世界で生きると決めた以上、死者にいつまでも拘り続ければそれは弱さに繋がる。だけれど…やはり、私は後悔しているようだ。生き返ってすぐに会いたいと思っていたのに、ここに来たらすぐに聖域に逃げ帰りたい心持ちになっている。あのような事をしたのだ どんな顔で会えば良いやらだ。だが、やはり会いたいのだ。はぁ…ため息がまた零れた。その時だった

「いつまでもウジウジウジウジと…さっさと会ってこい弟子馬鹿が!!」

私の背を何者かがガンっと蹴って氷の下に叩き落とした。そしてそいつも一緒に水の中に落っこちてきた。見上げればミロだった
『…ミロ!何をする』
『ほら、行けって!氷河まってるぞ!』
下を見れば…氷河が私を見上げて微笑んでいた。ああ、と思う。子供は成長が早い
まだあんなに小さかった氷河がこんなに逞しく成長し私を超えるまでの力をその身に備えたのだ。それに感動しながら氷河にそっと近付いた。氷河が私に呼びかける
『我が師…』
彼の視線は私の手だ。そう、私の手には花が握られている。
いまさら、と思うだろうか?彼に恨まれているだろう事は分かっている
手の届かない所に葬ったのは私なのに、献花などとおこがましいに違いない筈なのに。
氷河は…そっと私に微笑んだ。
花を潮流に乗せて手放した。深い青に一輪の花が沈んでいく 花が澄んだ水の底にそっと消えた 氷河と共に海面から出れば降るような星が 凍てつく空気が心地よかった。
「お帰りなさい」
氷河が言う 視界に修行小屋が入った時何とも言えない気持ちになった
じんわりと心の何かが濡れた気がした。それは春の日差しに溶ける雪のような感触
***
すっかりミロの存在を忘れ、気が付いたときにはミロはガタガタ震えていた。
女神の奇跡によって甦ったアイザックと篤い抱擁を交わす頃にはミロは高熱を出しフラフラになっていた。気が付いたアイザックがミロの体を拭いて服を脱がせていた時だった
「師よ、いくら何でもコレはいかがかと…」
アイザックの視線の先には剥かれたミロが。そのミロの皮膚を見て私は眉をしかめた
「すごいですね。我が師カミュ、情熱的です…」
「いや、違う。私ではない…」
ミロの皮膚…首筋やらきわどい場所にはシツコイくらいの鬱血の痕が。それに私は眉を顰める ………私はそんな痕を付ける趣味はあまりない。
ピキ…(←カミュの凍気で薪が氷った)
「ミロ…。と、とにかくカミュ!今彼は病人ですから。どうぞカミュはあちらに…」
アイザックが私を氷河に押しつける
「何かの間違いかもしれませんし…あ、そうだ!良いウォッカが手に入ったんですカミュ」
弟子二人に引き離され、私はウォッカで喉を潤す。
だが、ミロの高熱は中々冷めず…私を一週間も悶々とさせたままにした。
*********
またまた書き殴ってみた!そろそろ本編にとりかかろうよって感じでございますね~。
てか3角関係?ですか??この話、ミロさんカミュと出来てたんですね~
どうするよ、シードラゴン… 続き?無いと思う、多分。
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女性
自己紹介:
雄と言えなくもないメス科。
なんかそのへんふらふらしてたらあっというまに年をとってた、熟れすぎの果実。(果実は言い過ぎだろーが!!)
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