ああ・・過ぎゆく日々の戯れ言よ・・・
31日の20:41にコメント入れてくれた方様
ありがとございます~
くだらぬものばっかですが、楽しんでいただけたようで幸いです。
猫のお話、かわいいと言われて照れ照れです。
他は腐り路線なんで、確かに安心できるブツですね…アレは。
永遠の恋人 雨なんだけど陽の時
「ひと雨来るかな?」
シャアがお気に入りの青い火を灯すランプの手入れをしている時にごろごろと雷が鳴り出した。非難しようと道を歩く人達が足早に何処かへと急ぎ出す。
まだ昼前なのに空は重く曇っていて、心なしか肌寒い。
この前まで陽がギラギラと照りだしてこの季節には不似合いな暑い空気を作り出していたのに、まるで季節が一足飛びで変わったような肌寒さだった。
シャアは毛皮を着た漆黒の恋人はこの方が喜ぶだろうなと、アムロにふと思いを寄せる。
彼は最近の暑さが応えたみたいで、柔らかな肢体を投げ出して使っていない鉄のストーブの冷たさに実に心地よさそうにうっとりと微睡んでいたのを思い出した。
「今日辺りは私の膝が恋しくなるかな…」
僅かな期待を胸にランプを終いにお気に入りのウッドチェアを立ち上がると、
彼の永遠の恋人 黒猫のアムロがトテトテと店の入り口から入ってきた。
とたんにぽつぽつと音が鳴り、すぐにザアザアと雨が降り出した。
「アムロ、少し早いがお昼にするかい?」
にゃ~んと可愛らしい鳴き声で食べたいと伝えるアムロ。何処まで猫なのだろうか
時々不安にはなる…だがそれはお互い様の事だった。
テーブルに乗り催促するアムロの喉を撫でてやる
サクサクした短い毛並みをくすぐってやるようにしてやれば ごろごろと喉を鳴らし始めた。
まるで遠くの雷鳴のようだとシャアは笑って、刺身の皿を持ってきた。
「今日は鯛のいいのが手に入ったよ」
小さく手でちぎってアムロの前にぷらぷらと揺らす。目が右へ左へ追いかける
そんな風に食べさせながら、先日あった出来事にシャアはもう一度釘を刺した。
「君 誰にでも喉をね、触らせて、しかも感じるなんてしてはいけないよ」
お気に入りの鮪も平らげたアムロはシャアをちらりと横目で見ると“何を言ってんだか”
という風な態度で身軽にとんっとテーブルを降りた。
シャアはそれでも恋人かね、とアムロをなじったが
こういう時ばかりアムロは猫の振りを決め込む。顔を前足で丁寧に舐めだした。
「薄情だな、アムロ それでも恋人かね」
もう一度言って、テーブルに肘を付きアムロをじっと眺める。
アムロは湿気が毛皮に影響するのか頻りに体を舐め始めた。
「こういう日は、ひげがピンピンしてしまうからね」
まるでこちらの言葉など聞こえてないような態度のアムロに
シャアはため息を付いて皿を片付けた。この雨では今日はもう店仕舞いだろう。
皿を片付けてテーブルに戻ればまだアムロは毛繕いをしていた。
腕を、腕を使って顔を、耳を。舌を伸ばして肩を。ひっくり返って後ろ足を
そして腹を舐め終わると、…………。
「………アムロ、誘っているのか?」
困り顔でシャアはアムロを抱き上げると、持ち上げて目線を合わせた。
きょとんとしたアムロ。ほとほと困ったという顔をしたシャア
雨はまだまだ止みそうになかった、そんな一日の話。
****
変態様を精神病院へ連れてってくだされ。
ありがとございます~
くだらぬものばっかですが、楽しんでいただけたようで幸いです。
猫のお話、かわいいと言われて照れ照れです。
他は腐り路線なんで、確かに安心できるブツですね…アレは。
永遠の恋人 雨なんだけど陽の時
「ひと雨来るかな?」
シャアがお気に入りの青い火を灯すランプの手入れをしている時にごろごろと雷が鳴り出した。非難しようと道を歩く人達が足早に何処かへと急ぎ出す。
まだ昼前なのに空は重く曇っていて、心なしか肌寒い。
この前まで陽がギラギラと照りだしてこの季節には不似合いな暑い空気を作り出していたのに、まるで季節が一足飛びで変わったような肌寒さだった。
シャアは毛皮を着た漆黒の恋人はこの方が喜ぶだろうなと、アムロにふと思いを寄せる。
彼は最近の暑さが応えたみたいで、柔らかな肢体を投げ出して使っていない鉄のストーブの冷たさに実に心地よさそうにうっとりと微睡んでいたのを思い出した。
「今日辺りは私の膝が恋しくなるかな…」
僅かな期待を胸にランプを終いにお気に入りのウッドチェアを立ち上がると、
彼の永遠の恋人 黒猫のアムロがトテトテと店の入り口から入ってきた。
とたんにぽつぽつと音が鳴り、すぐにザアザアと雨が降り出した。
「アムロ、少し早いがお昼にするかい?」
にゃ~んと可愛らしい鳴き声で食べたいと伝えるアムロ。何処まで猫なのだろうか
時々不安にはなる…だがそれはお互い様の事だった。
テーブルに乗り催促するアムロの喉を撫でてやる
サクサクした短い毛並みをくすぐってやるようにしてやれば ごろごろと喉を鳴らし始めた。
まるで遠くの雷鳴のようだとシャアは笑って、刺身の皿を持ってきた。
「今日は鯛のいいのが手に入ったよ」
小さく手でちぎってアムロの前にぷらぷらと揺らす。目が右へ左へ追いかける
そんな風に食べさせながら、先日あった出来事にシャアはもう一度釘を刺した。
「君 誰にでも喉をね、触らせて、しかも感じるなんてしてはいけないよ」
お気に入りの鮪も平らげたアムロはシャアをちらりと横目で見ると“何を言ってんだか”
という風な態度で身軽にとんっとテーブルを降りた。
シャアはそれでも恋人かね、とアムロをなじったが
こういう時ばかりアムロは猫の振りを決め込む。顔を前足で丁寧に舐めだした。
「薄情だな、アムロ それでも恋人かね」
もう一度言って、テーブルに肘を付きアムロをじっと眺める。
アムロは湿気が毛皮に影響するのか頻りに体を舐め始めた。
「こういう日は、ひげがピンピンしてしまうからね」
まるでこちらの言葉など聞こえてないような態度のアムロに
シャアはため息を付いて皿を片付けた。この雨では今日はもう店仕舞いだろう。
皿を片付けてテーブルに戻ればまだアムロは毛繕いをしていた。
腕を、腕を使って顔を、耳を。舌を伸ばして肩を。ひっくり返って後ろ足を
そして腹を舐め終わると、…………。
「………アムロ、誘っているのか?」
困り顔でシャアはアムロを抱き上げると、持ち上げて目線を合わせた。
きょとんとしたアムロ。ほとほと困ったという顔をしたシャア
雨はまだまだ止みそうになかった、そんな一日の話。
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変態様を精神病院へ連れてってくだされ。
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