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ああ・・過ぎゆく日々の戯れ言よ・・・
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悪い虫の季節です。 G、永遠の恋人


シャアが街で買い物をしている途中、道ばたで猫を見かけた。
彼の愛しいアムロでは無いのだが、その猫を見て急遽ある品を追加して買った。

「アムロ、こちらへ来なさい」

家に入り、奔放な恋人が珍しく帰っていたので声をかけて膝の上に乗せる
微妙に嫌がるアムロのうなじをかき分けてぽとりと液体を垂らす
そう、街で見かけた三毛猫は後ろ足で痒そうに頭を掻いていたのだ。
だからそろそろだと、シャアが垂らしたのは首の後ろに垂らす、虫除けの薬

「君、今日は何処で何を?悪い雌猫に絡まれて病気など貰ってはいけないよ?」

湿疹が出てないか確認しながら、アムロの喉をごろごろと鳴らす。
その気持ちよさそうに細める目に満足しながら、そっと赤いビロードのリボンを巻き付けた

「嫌な季節だ。この薬がもっと大きい虫も追い払ってくれればいいのに」

にゃおんと鳴くアムロの気に入るように全身を撫で回すと、ぎゅっと抱きかかえて額にキスを
それから彼の耳に囁いた

「私達は恋人だからね、貞操は守って欲しいのだよ…」

アムロは耳の毛が振動したのがくすぐったかったらしく耳をパシパシと動かした
分かっているか分からないが、ぜひ理解して欲しいものだとシャアは思った。
時計を見ればもうすぐ陽が傾く時間
用意を終わらせて服を脱ぐ
陽の落ちる瞬間の彼との刹那の邂逅に触れ合うだけのキスをした

「まったく、分かってるよシャア…」

やがてベッドからすらりとした足を見せたのは赤毛の青年。
それに不満そうになお~うと毛足の長い金毛の猫が抗議するように鳴いた


「ねぇ~~アムロぉ…あたし、帰りたくないぃ~~」

常連のベルがアムロにしなだれかかって甘い声を出す。彼女はOLでこの店に通って長い。
だがアムロも慣れた物ではいはいとあやしながら明日も仕事だろ?とやんわりと断る

「あら?アムロ、首の所なんかぬるっとしてる?どうしたの?」

なんとも答えにくくて、さあなんだろうね?と言った所で彼の愛猫のシャアが…

「あ!またコイツ…」

のし!と頭に手を乗っけた。離れろという意思表示 ベルとシャアはとても仲良く無い
それを合図にアムロがベルを引き離すと入り口まで送った。
シャアが怨みがましい目でアムロを見上げながらなお~うと責めるようにひと鳴き

「もう…大丈夫だったろ?機嫌直せって」

だが…その日も中々シャアの機嫌は直らなかった。最近はいつもこう
アムロはほとほと困りながら、シャアの機嫌を取るために彼の重い体を持ち上げた。

「だから何度も言うけど、俺だってアンタだけなんだからな」

それにやっと機嫌を直してすり寄るシャア
ふうとため息をついてアムロは店の片付けを始めた

そう、もうすぐ夏になる

それは、猫に付く悪い虫が盛んになる季節
そして 猫も人も恋に燃え上がる季節なのだ。

「アムロ、どこへ行く!」
「うにゃ~~うにゃ~~~」(←外へ遊びに行くんだよ~~)

シャアはこの季節が嫌いである
この心配は涼しい風が吹き始めるまで続きそうだった。
****

不完全燃焼!あう…まぁとりあえず駄文をば。
次は拍手の続きですかね…犯罪臭いアレを日曜までには仕上げようかと。
でっきるっかな、でっきるっかな♪ふわふわフフ~~♪
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自己紹介:
雄と言えなくもないメス科。
なんかそのへんふらふらしてたらあっというまに年をとってた、熟れすぎの果実。(果実は言い過ぎだろーが!!)
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